こんにちは、本日は漫画CITYについてのご紹介です。
作者のあらゐけいいち氏は前作日常においても可愛いキャラクターたちが
織りなすシュールな空気なギャグ漫画を描き上げました。
今作は特定のキャラによらない群像劇。
たまらないテンポの作品になってますよ!
(Kindle版は1巻が無料になるときもありますので
タイミングよく購入されることをおすすめします)。
CITYについて
本の詳細
タイトル:CITY
作者:あらゐけいいち先生
Twitter:https://twitter.com/himaraya
掲載誌:モーニング
URL:http://morning.moae.jp/lineup/693
(1話試し読み可能です)
あらすじ
圧倒的な運動神経を持つ主人公の南雲 美鳥を中心とした、群像劇です。
主要キャラクターとして同じく女子大生であるにーくらと泉わこがいますが、
必ずしもお話に絡むわけではありません。
CITYという不思議な町の中で様々な生き方をしている人や
時折起きるパニックそれを楽しむ漫画になります。
ドタバタとしていますが、一話完結で終わりますので読みやすい作品です。
感想(ネタバレあり)
キャラクターがかわいい
南雲は借金はするわ、賭博でするわ(上手いこと言った)
ダメな子ですが、可愛く元気に逃げまくり町を盛り上げます。
そうするとお金を貸せと言われる「にーくら」、最強の力を持つ「御婆」と
警察の「本官さん」がいて皆が追いかけ出てきます。
CITYという舞台の中で魅力的なキャラクターによる群像劇です。
写真が得意な多彩な「わこちゃん」
決め台詞がかっこいい「安達太良 良太」
劇団テカリダケの面々
私は大好きです。
テンポがかなりいい
前作の「日常」は不思議な性格のキャラクターの可愛い掛け合いが印象的でした。
主要キャラクターとして高校の中のメンバー、「ゆっこ」と「みお」の
二人が主軸となっており、彼女たちを話の中心に据えた展開の積み重ねだったのに
対して今回は町を舞台にしているせいか、とにかくテンポがいいです。
1コマ1コマが流れるように進むため、歌のような印象を持ちました。
セリフ回しが独特の韻を踏んだりしていて、それも面白いです。
今回の主人公南雲は、常にすべての中心であるというわけではありません。
そのため絶対的な主人公が欲しい、お話の視点が変わるのは難しい
そういった考えがある方には少し難しく感じるかもしれません。
(作品として向き不向きが存在していそうです)。
ギャグセンが高い
日常とはギャグのセンスはあまり変わっていないと思います。
日常がまったりしてたのに対してCITYはテンション高めです。
不条理なンェッ!?となるような展開が加速している気がします。
巻数を重ねても面白さは衰えることなくキャラクターが増えてくることで、
CITYという町の深み、生き生きとした姿が目に浮かぶようになりました。
一度モブとして出てきたキャラも突然クローズアップされて主人公になったりします。
今まで絡んでないキャラクターも突然絡んだり。
実は同じ学校だったとか明かされたり・・・。
緻密に各キャラのプロフィールを設定し、計算されつくした物語なのだと思います
まとめ
私は、日常よりも好きに感じています。
(日常よりも笑いどころがわかりやすい)。
日常のシュール性からハチャメチャパニックに笑う場所が変わっています。
キャラクターが生き生きとしており、新しい感覚で読めます。
是非、一度目を通されることをおすすめいたします。
面白いです!
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